履かないが靴を買う 3.
 
 
 
■ まだ卸していない靴が数足あって、どうしたものかなと思っている。
 海外で買ったものもあればそうでないものあり、その経費は一体どういうことだったのだろう。
 最近はそうでもないが、かつて私は飯なんてものなあ腹が膨らめばいいんだよ、というところがあった。
 居酒屋では烏賊ゲソの唐揚が好きである。
 または蛸である。
 落花生の産地辺りから仕事にきている妙齢前半が勢いよく唐揚を持ってくると、どうもありがとうと思わず頭を下げたものだ。
 時々コンビニに入ると、彼女が20年過ぎた辺りだろう、粋な本格派が眉を剃りちょっと笑ったりするのでなんともいえない。