Time After Time 3.
 
 
 
■ 仕事と私生活というのは、やはり何処かで繋がっているものである。
 それは匂いと奥行き、その幅のようなものだろうか。
「満れば欠ける」と書いたのは山本夏彦さんだったが、この辺りの呼吸というか、ちらちらと世の中に出たり引っ込んだりの按配というのは、半分は独特、空気である。
 
 
 
■ そのかたちは、ある一定の年齢を過ぎると総合的なものに近くなってくる。
 ちょっと残酷じゃないか。
 あるとき、確かにそうなのだった。