「緑色の坂の道」vol.3952 隠れた馬 6. ■ 横浜まではいかないさ。 私は深夜の東京をぐるりと廻った。 途中で缶コーヒーを買い、これでいいからとスタッフに電話をした。 手元にメモ帳のようなものがあって、それに単語を殴り書きする。