海沿いの2C-4.
 
 
 
■ 昔、本牧の辺りにいい店があって、ガキだった私には敷居が高かった。
 一度か二度、隅の方で色のついた水を嘗めていたばかりだ。
 今は、といえば、環境問題に詳しい主婦が昼間から会合を開いているという。
 
 
 
■ 車は湾岸の方へと流れる。
 いつもならこの時間、改造した400馬力などが流しているのだが、フェンダーを膨らませたスープラしか見ることはなかった。
 後ろにFCがいて、サンタクロースが出入りできるようなマフラーから生ガスを噴いていた。
 盛んに左右に振る。
 煽っているのではなく、タイアを暖めているのだろう。