手に一本の薔薇を持って 2.
 
 
 
■ そんな緑坂を随分と前に書いた。
 薔薇にはいくつも種類があって、とても覚えきれるものではないが、冷めた紅茶を透かしたような色をしているものが好きだった。
 枯れたビロードにも似ている。
 それからどうするかというと、眠ればいいと思うのだ。