「緑色の坂の道」vol.3806 マイナー・スイング 2. ■ あの当時の年上というのは、「あらかじめ湿度ある沼」のようなものだった。 いい匂いがしてどうしようもなかった。 暖かい沼にも似て、訳もなく怖いのである。