朝比奈峠で。
■ 後ろから新しいホンダに煽られた。
背のやや低いミニバンのひとつである。色は白。
私はセカンドに落とし、ハンドルを抱え込むようにした。
豚のようなセダンだが、ミニバンには負けられない。
■ 血が騒ぐというような歳でもないが、こんな時、ウッドのナルディに戻しておけば良かったかなと考える。
すると保険料が変わることを思い出したりした。
下り坂でもタイアは泣かない。トラクション・コントロールもONにしたままだ。
道幅は尻を振るには狭すぎて、たったバトルの六割くらい、つまらないプライドと暫く遊んだ。