冬烏。
■ 明け方近くまで、システムの再構築をしている。
マニアしか知らないソフトを数種類使い、どうにか回復しようと試みていた。
実際は、一から構築しなおした方が圧倒的に速いのであるが、もう駄目だろうと思えるところまでじたばたとする。
私が中年だからという訳ではなく、リセットするのは最後でいいだろうという気分が何処かに残る。
ある種の恋と同じで、最後まで付き合わなければ分からないものというのはあるのだと思っている。
いいかげんにした方がいいんだよな。
■ 庭に見える銀杏の樹が、クリスマスのケーキのような粉を葺いていた。
雪である。
綺麗かといえばそうなのだろう。
時折、冬烏が鳴く。