「緑色の坂の道」vol.3517 夜太。 ■ 夜の犬の声をきかない。 月に吼えることもない。 新潮文庫に朔太郎のそれがあって、私は10代の終わりに読んで分からなかった。 今はどうかというと、一二枚をめくって棚に戻している。