夜太。
 
 
 
■ 夜の犬の声をきかない。
 月に吼えることもない。
 新潮文庫に朔太郎のそれがあって、私は10代の終わりに読んで分からなかった。
 今はどうかというと、一二枚をめくって棚に戻している。