思うようにならない馬。
 
 
 
■ このコピーには、性的な要素が含まれている。
 そういうことを言いたいのではなく。
 
 
 
■「北澤さんってしぶといですよね」
 と、やや呆れ顔で言われることが時々ある。
 関係によって、それが「こーいちさん」であったり「ああた」であったりする。
 んん、ともいえるな。
 と答えるのだが、端的に言えばシツコイということで、何はともあれ諦めるということが少ない。
 何故かというと、多くを諦めてきたからだ。
 
 
 
■ なんでこんなことやっているんだろうなあ、と思うことは日常である。
 が、それを半ば自慢するようになると安いもので、その状態に酔うことになる。
 踵の磨り減った靴で、坂道を上り下りする。