アキラ 16_2.
 
 
 
■ 伊勢崎の辺りで、タクシーがたむろしている。
 隣の公園には、ホームレスが袋をかかえ、今戻ってきたところだった。
 微妙と微糖は似ている、と、愚にもつかないことを考えた。
 缶のコーヒーは不味い。
 が、生まれてこの方、道端でそればかりを買っていたような気もする。