ヒルズの屑篭。
 
 
 
■ このところ、根を詰める仕事ばかりでくたびれた。
 わたしはなんにもしたくない。
 と、歌いながら通り過ぎてゆきたい気分である。
 だが、夜のプラチナ通りには人影がなく、寒いものだから途中でひっかかる。
 コーヒーとガーリックパン、つまみに。
 いつものですね。
 いつもではないつもりだ。