眠りながら飛ぶ鳥 4.
■ どしゃぶりの中、背広をとりにゆき、アレルギーの薬を飲んだら12時間眠った。
歳を取ると、眠りというのは短くなる。
眠るにも体力が要るからだ。
■ 朦朧として矩形のスペースから這い出る。
こんなことを続けていると多分死ぬな、とも思うのだが、組織の中にあるだろうストレスからは遠いのでまた違うのかも知れない。
いずれにしても列の外にいることには変わりがない。
書店で吾妻ひでおさんの「失踪日記」を買う。
笑えないところで笑う。