長い旅を続けていると、何処なのかを忘れる。
夢も古びてくる。
■ 緑坂3311を撮影したのは、夏のオスロだった。
というのは嘘で、ナンバーが日本のものである。
青山か外苑近くか、西通り辺りではなかったか。
どうでもいいことだが。
■ 青瓶でも使ったこのコピーは、元々
「長い旅のようなものを続けていると、何処なのかを忘れる。夢も古びてくる」
というものであった。
どちらがいいのかと言えば、文芸的には入っていた方がいい。
自分のしていることを「旅」と言い切ってしまう感性は、一般的かもしれないが、ある意味で恥ずかしいことだからである。
逆説的に、それがコピーだとするならば、そうした自意識のやりとりを省くことも出てくる。