乾くのは、底が濡れているからだ 2.
■ この何処がコピーであるのか、とか、これは何を意味しているのか、ということを尋ねられても困る。
写真には、こうしたコピーなり言葉が付与され、いわば相乗効果で世界が広がるものと、そうではないものとがあって、一般に写真家は単独で完結する後者を評価する。
おかげで、伝統的な写真の世界からは、私は随分とムゴーイ目にあった。
当時は、ポジのスリーブの世界で完結することが正しいとされていたのである。
デジタルの黎明期と言えばいいのだろうか。
そればかりでもないのだが。