うぐぐ。
 
 
 
■ 主人公は中年になる。
 若い女にやりこめられたりする。
 落ちてゆくときは一人で、パンツを履いていなければ心細いと、今でもその感触は痛いほどわかる。
 何時だったか友人が、大型のユニットバスに入っていて、漠然と本を読んでいた。
 入浴剤を入れようとする。
 青色の、とてもクールな奴である。
 
 
 
■ 缶を傾けてその青色が着地した部分が、下腹のもうすこし下、先端ではなく複雑に冷却されて折りたたまれている辺りであった。
 ばさりとかぶさる。
 青色の天ぷらであろうか。
 彼は飛び上がり、その部分をシャワーで流したが、ほぼ半日はすうすうしていたと言っていた。