どくろ杯。
■ 金子光春さんの同書のことは、緑坂に繰り返し書いている。
今、廊下にある書棚から引っ張り出そうと思ったが、根性がないのでやめておく。
戴きものの、なぜかしらぬが高級焼酎を嘗める。
色のない酒である。
■ 若いときの金子さんの写真を見る機会があったが、不思議にというか当然のように男前であって、これでは婦女子の問題が類出しているのはさもありなんと思われた。
ソフトを被ってマントを羽織っているのだが、半ば飛ぶのに飽きた鳥のようである。
後年、女性器のかたちをよぼよぼと分析している姿からは想像がつかない。
生まれながらに黒い場合もある訳だが、それがある種の味であると思えるには少しばかりの修行が要る。