厄介で不思議な季節 2.
■ とまあ、いろいろある訳だけれども。
一般に青年期の厄介と中年になってからのそれとは質が変わってきている。
かといって、具体的に書きたくはない。
せんだって、銀座裏というか電通通りの界隈で飲んでいた。
ちらりちらりと、なかなかいい酒場があるものだが、そういうものは隠れている。
これいいグラスだなあ、と思いながらバーテンが試飲しているショットに触らせてもらった。
■ 人生の変わり目に、女って出てきますよね。
とか言う。
北澤君、君はいいことをいうなあ。
と言われたりするのである。