厄介で不思議な季節。
■ 六月である。
昔、こういう恋文を書いてフラレタことがある。
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■ ところで、あいだがらが近くなるとどうなるかと言えば、先ず、女性を待たせたまま、男が立小便をするようになる。
金がないから今日はワリカンにしてくれと言えるようになる。
もうしません。が口癖になる。
おうちがだんだん遠くなる。
そして、いついつが生理だからと、女性が予告をするようになる。
寝起きの顔を見せて平気になる。
トイレに入った時、先に水を流しながら行うのを、ふと、忘れることがある。
後で必ずシャワァを浴びていたのが、そのまま眠るようになる。
等など、色気よりは生活の一部になってくる。
生活であれば、いろいろ厄介なことは避けられないのだから、なるべく楽な方がいいとおもう。
ま、そう旨くはゆかないが。
○昔坂 94年6月