八階の薔薇。
 
 
 
■ 常緑樹が花をつけている。
 その廻りに、なにか白いものが無数に飛んでいた。
 蝶なのか、呼び名は蛾なのか、にわかに判別がつかないでいる。
 通路に三脚を立て、この庭を望遠でとも思ったが、野暮に思えてきた。