磯の鵜の鳥や。
 
 
 
■ 日暮れにゃかえる。
 雨の気配のする港が好きだ。
 何故かは分からないが、その頃、必ず遠出をする。
 水の匂いがして、身体に近くそれがあり、すこし頭が重くなる。
 女の腹の冷たさをおもう。