「緑色の坂の道」vol.3121 磯の鵜の鳥や。 ■ 日暮れにゃかえる。 雨の気配のする港が好きだ。 何故かは分からないが、その頃、必ず遠出をする。 水の匂いがして、身体に近くそれがあり、すこし頭が重くなる。 女の腹の冷たさをおもう。