四月の雨。
■ 昨日、一日都内を車でうろつきまわっていた。
明るい時に眺めると、洗車すべきかと思うのだが、都心で車を洗うと2000円もするのでやめにする。どうせ雨が降るダロウ。
昔よくいっていたスタンドでは、スタンドの人たちの手があくと軽く車に水をかけてくれて、つまり手洗いの半分くらいをやってもらっていた。
サービスというか、なんというかである。
缶コーヒーなどをその人たちに奢る。
あれこれと詰まらない話をして、たまに仕事帰りの彼らを地下鉄の駅まで乗せたこともあった。
■ なにをしているか分からない若造を、年長者が面白がってくれていたのだろうと思う。
車ばかりを磨く時期というのは誰にでもあるもので、他に誇るものがないからなのだが、当時はガソリンと本代と安い酒で随分が消えた。
何を食って生きていたのか、やや不明である。