HAIG.
 
 
 
■ 今掲載している「夜の魚」一部にも出てくるが、アル・ヘイグというピアニストが私は好きである。
 いい時代のマンハッタン、そのラウンジで、ある意味では力なくピアノを弾いているという風情が、身体の重い花の頃合には適宜だ。
 
 
 
■ ところで「夜の魚」は「よるのうお」と読むのであって、決してギョではないのである。ギョというと、なんとなくデパートの7階の階段の辺りを思い出す。