三月の壁。
 
 
 
■ 外でヘリの音がするようになると、春が近い。
 ということもないのだが。
 WSのメンテはいいところまできたが、こんどは137ギガバイトの壁というものにぶつかって、つまりは133対応のI/Fボードが必要になった。
 テストで付けていたケース用静音ファンも、問題はなさそうなので、もう数個従来のものと交換することにする。
 Xp Pro は2000のそれと比べると重く、画面効果を全てOFFにする。
 ではなんのためにXpにするのかと言えば、それにしか対応していない画像関係のソフトがあるからである。デュアルブートで切り替えながら、しばし様子を眺めてゆく。
 
 
 
■ 仕事で使うPCというのは、どうも使いっぱなしにできなくて、こんな風に時間を使う。ほぼ一日電源を入れっぱなしにしていることもあって、かかっている負荷は通常の方よりも大きい筈で、IDEのコード類などは結構焼けていた。マザーはデュアルのサーバー用なので今のところ問題はないようだ。
 私はあまりHDDを信用していない。だから出来上がったデータは媒体に複数枚焼くことにしている。以前、「列島いにしえ探訪」の画像データが飛んで、その復旧に死ぬ思いをしたからである。大きなサイズのデータでは、RAIDもかなり怖い。
 一昨年だったか、次のWSの見積もりを出してみたことがあるが、ほぼ小型車一台分くらいで、しかもセッティングの時間と費用は含まれていなかった。
 DTPの時代に比べれば安価になったものだけれども、まだまだなんだよな、とか思う。
 
 
 
■ 今あるものを安定させ、確実に極めるという方向と、新しいものを暫時取り入れ、表現の幅を増やしてゆくというふたつの志向性があったとする。
 そのバランスをどう取ろうかと常に考える。
 それは写真の世界などにも言えることで、私のパターンではデジタル一眼に熱中するという風にはどうもなってゆかないようだ。
 小型のデジカメもあるが、ほとんどメモの代わりに使っている。
 いくつかあるカメラバックに積み込むものは、その時々でAFだったり、古い機械式のカメラだったりしていた。