速度について。
 
 
 
■ 最近、「緑坂」への来訪者が一日三桁になっている。
 どこでどう探したのか、不思議なことだなあ、と思う反面、「それがどうしたボクどらえもん」という気分もあって、微妙である。
 この「ビミョー」という言い方は、なかなか味があるというか、含みがあって、口にしていても実際には漢字が書けないだろうという気もする。
 ま、それはそれでいいのだけれども。
 
 
 
■ 部数とかアクセス数を誇ることは、こうした性質のサイトの場合無意味に近い。
 こうした性質とは何ぞや。と問うことは、若い男にとってエロ本とはナンダと詰め寄ることに近いものがあり、やめていただきたいものだが、あの横についているキャプションとリードは、コピーというもののある種原型であるという気もする。
 熟読すると、書き手が案外にロマンチックだったりして、面はゆい。
 
 
 
■ かつて緑坂は一日に5?10程掲載していた。
 ひとつを書くのに5?15分。
 テーマのあるものや調べなければならないものはその限りではない。
 一方で別のPCを動かしながら、エディタを開いて題名を決める。
 この題名はほとんどキャッチである。
 ネットの特性に、ひとつには速度というものがあるが、いずれにしても一定の量をこなさないことには文章も写真も、質の変化は生まれない。
 生まれなくてもいい、という考え方も、もちろんある。