自己憐憫について。
 
 
 
■ 柳ジョージの歌が好きで、二年に一度くらいは聴く。
 昔、東横線沿線に女がいて、彼女がカセットでかけていたからだろう。
 ブルーのシャドウが流行った。
 ニュー・グランドの二階は、若僧にはまだ無理だった。
 
 
 
■ 横浜新道からゆるやかに降りてゆく時、この声だからこの歌詞も許されるのだと気づいた。
 本牧に寄ろうという気もおきない。
 確かなものは、排骨炒飯の味くらいなものか。
 そういうと、これも裏返しになる。