口笛のきこえる波止場 3.
 
 
 
■ 川崎のあたりを過ぎる。
 右か左にはコンビナートである。
 ちらちらと朱色の光が見えて、あれは余ったガスを燃やしているのだと聞いた。
 まっすぐな道があって、邦画のワンシーンによく使われている。
 俯瞰だが、クレーン車が要らないカットなのである。