内股ステアリング。
 
 
 
■ しばらく漠然としていなかったから、なにかを補給するに困っていた。
 ちょっと高いとされるチョコをつまむ。
 で、棚からウィスキィの瓶を取り出す。
 
 
 
■ 甘木君といういたしかたない後輩というかなんというかがいるが、彼が一時シングル・モルトに凝っていた。
 酒屋はじめるんじゃないかおまえ。
 という按配で、妙に詳しい。
 そういうものに懲りたがる時期というのは誰にでもあるもので、要は技ですね。
 ジャコパソってすげえぜ。
 あのピアニスト、指が6本あるらしい。
 
 
 
■ 彼が私にくれたシングル・モルトが数本棚にある。
 こういうのは何かの時に飲むもんなんだよな、と考えて、それって干支がついた酒の瓶と変わらないなと思ったりしている。