「緑坂」 Classic 2006 & 2007.Essay & Copy.
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緑色の坂の道
■ 「緑色の坂の道」 Art & Literature
緑色の坂の道 Classic
■ 「緑色の坂の道」 Classic
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■読売新聞社 & 北澤事務所
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■パーソナルアドカード 「甘く苦い島 - Insula Dulcamara 」
WILL-O-THE-WISP 4.
■ 国際埠頭の傍で車を停め、外に出てみた。
路肩にアイドルしているのは市場が開くのを待つトレーラーの一群である。
ETCの割引の関係で、時間帯がずれている。
時々真っ黒な排気をサイドから吐き出している車体もいて、それは軽油の質なのだ。
霧の中に突っ込んだかと思った。
■ 男たちは正月まで家に帰れない。
澱のように殺気が溜まる。
その後、車を出すのだが、決して近づいたり邪魔をしたりはしない。
こちらは部外者だからである。
WILL-O-THE-WISP 3.
■「JAZZ WILL-O-THE-WISP」というのはAL HAIG TRIO の名盤である。
名盤というのは大体密度が濃いものだが、これも例外ではなく、少しだけ身構えて聴く必要がある。
JAZZの世界は何処か求道的なところがあって、それも捨てたものではないのだが、私の場合、35を過ぎた辺りから綿パンのプレスは気にしなくなった。
WILL-O-THE-WISP 2.
■ 余ったタクシーの群れを抜け、お台場へのアンダーを流す。
新型のBMW製MINIが交差点で煽ってきた。
ナンバーが地元ではなく、ONEとエンブレムにあったから新車なのだろう。
私はつんのめった形で走る古いMINIが好きだった。
たとえ5000キロ毎にグリスアップをしなければならなくても。
WILL-O-THE-WISP.
■ 作品とは不思議なもので、それが10年経っても問題がないことがある。
■ 疲れたので地下に降り、港の辺りに車を流した。
いつものコースである。
暗闇坂でコンビニに入り、新しい煙草とお茶を買った。
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■パーソナルアドカード 「甘く苦い島 - Insula Dulcamara 」
ディア・オールド・ストックホルム 2.
■ 青山界隈の路地を、マイルスのバラードばかりを聴きながら走った。
一方通行が多く、慣れないと迷う。
低層のいいマンションがあって、隠れた事務所にはもってこいなのだが、来客の車と恐らくはゴミ収集が厄介かとも思われた。セキュリティも少し古い。
■ 昔この辺りに友人が住んでいて、羨ましく思ったことを覚えている。
奴の親父さんがこの間亡くなって、離れていたものだから私は電報だけを打った。
後でメールを送ると、なんの感慨もないという。
次は俺達なのかと思うだけだ。