羊たちを見張っていると。
■ ようやく表ページのデザインを変えた。
とはいっても「青い瓶の話」を外して緑坂に差し替えただけである。
昨日、薄い風邪が身体に入って、アレルギーの薬を飲んでから眠った。
そのせいか、半日頭がぼんやりしている。
■ 緑坂は1993年の3月に始まっている。
読売新聞社主催、yominet が始まりである。当時は会員数1万人ほどのパソコン通信であった。
一月ほど経った辺りか、緑坂が20ばかり溜まった頃合い、「文芸ボード」というものが新設される。緑坂はその看板として扱われるかたちになった。コンテンツなどという単語はまだない。
当時私はまだ若造で、部署の管理者に、事あるごとに突っかかっていた覚えがある。
いわく「上等じゃねーか」モード。
その方とは、その後随分のお付き合いになるのだが、ひとことで言えばなかなかの侍であった。英国紳士の風貌をされてはいるが、根は骨っぽい。
部署は違うものの、その方を先輩と敬する記者が何人もいることに気がつく。
新社になってからの公論の、上の立場の方なども、若い頃鍛えてもらったのだと言われていた。
■ あした浜辺をさまよえば
という歌があるが、どういう訳か口をついて出る。
お世話になったことは、ここでは書ききれない。
その方は暫く前に退職をされ、今は近郊にお住まいになっている。一度身体を壊されてリハビリに懸命だというメールが届いた。
私は年賀のやりとりと、まれに地酒を送ったりもしていた。
酒は禁じられているらしいのだが、奥様にだから、というところもある。
私も頭があがらない。