風のあと 2.
 
 
 
■ 大体何かを作っているときというのは、不機嫌になる。
 世界と自分との関係にうんざりしているからだが、これが昼間の厄介の一部、あまり本質的に考えなくていい仕事だとまた違う場合もある。
 どの辺りに着地するかという、編集あるいはマーケティング的な考えが強い。
 これはこれで、かなり胡散臭いものなのだが。