八月の解析。
 
 
 
■ するすると夏がきた。
 どちらかといえば、汗と冷房のハザマにある。
 私は、普段仕事で使っているソフトを、その最新版に取り替えていた。
 念のため、元のシステムを別のHDD二台にクローンしてからである。
 
 
 
■ 統合されることが良いことなのかどうか、それは使ってみなければ分からない。
 技術は進歩するのだが、それはあくまで入れ物であって、では中身はというと、懸命な緑坂の読者にはお分かりだろう。
 単独でそこにあって読めるもの。
 古くならない文章とデザイン。
 今は美大生に貸している、28ミリの単焦点をつけたマニュアルフォーカスのカメラ。
 こうして体言止めにすると、なにか分かったような気になる。