タイ式フィルムの箱。
 
 
 
■ デジタル一眼を交代させた。
 私はニコンのそれを使っているのだが、先日の撮影仕事でやはり便利だったものだから、思いつき、新しいものに変更する。
 最高機種ではなく、プロが一般に使っているものである。
 必要な画素数は、それほど多くはないからである。
 高解像度では、まだポジにかなわない。
 
 
 
■ 問題はレンズなのだが、銀塩との互換性を持たせるか、デジタル専用にするかで再び悩んだ。結局、今まで通り銀塩用レンズでゆくことにして暫く模索する。
 広角広角と今は言うけれども、広角を使いこなすことは案外に難しく、対象にどれだけ寄ってゆけるかによる。寄ったからといって、その構成はどちらかというと絵画やデザインの領域である。
 もちろんレンズは明るいに越したことはない。
 明るいのはどうしてこう高いんだろうな。
 
 
 
■ てろてろ、っという按配で銀塩カメラに安いネガを詰め、実売4000円程度の中古ズームをつけて適当に撮る。
 そんなことをしていたこともあった。
 写真というのはいくつもの顔を持っているものだから、作品にすべきかどうかで使う機材は違ってくる。
 しかしまあ、裏蓋の辺りに、これはタイ国で作ったんだよと書かれていると、言ってはいけないことなのだが、すこし力が抜けてしまう。
 大井町工場ならいいかというと、また微妙なんですけれどもね。