即物的な坂。
■ 緑坂はロマンチックであると言われる。
何処を読んでそう言っているのか、この方はジャーナリストだったこともあるのにな、と、僅かにいぶかしく思ったこともある。
緑坂は男性的ですよね。
そういう声もある。キレかかっても、向こうには決してゆかないと。
■ さておき、坂というのは即物的である。
なにかの集団が壊れるのは、大抵金か女が背後にあって、わたしだけの物語をつくろうとするからだし、セミナーは広義の洗脳に近いものがある。
文化や文芸、あるいは魂のなんとかという台詞をやや声高に口にする方々は、多くは都市の周辺部にいて、そこから幻想の都会を眺めている。
こう書くとあちこちがあれこれであるけれども、最近それでもいいのかなという気はしている。