「緑色の坂の道」vol.2930 北へ。 ■ 流れる。 という歌があって、小林旭だった。 昭和三十年代の初め、アキラは地方から上野駅に降り立った集団就職の少年達の英雄で、彼を真似て大股で広小路を歩いた。