セブン・ステップス 5.
 
 
 
■ チンボツが続く。
 タウリンの日々。
 
 
 
■ やるべきことが溜まっているのだが、どうにも手がつけられないでいる。
 宿題は一番最後に、というのが常だったからかも知れない。
 誰もが、自分の居場所を確認しながら進む訳だが、こうした仕事の場合、おかしな勘のようなものがあって、果たして前がどちらかということも考える。
 考えていると分からなくなるのだが、私は即物的なところもあるので、飯を喰い酒を嘗め、憮然としながら壊れたソファの上で本を眺めていたりする。
 備前の赤色は、時代の変化の中で求められてきたものなのだそうだ。