昔だったら戦争。
■ だね。
と、ラーメン屋の親父が言っていた。
大陸に接する特異な宗教国家との関わりについてである。
私は600円の炒飯を食べていた。
野菜炒めできる、と聞いていた恐らくは代理店だろう、紺の上着を着た中年の男が何事かを言う。
■ そうだ。
と、言いかける気分が少しばかり私の中にあったことを覚えている。
死ぬのは若者で、その現場は見ることがなく、腐った肉に沸いてくる蛆の白色も知らない。
二人で三万円、という店に次の日に行った。