ラルゴ。
 
 
 
■ 作品をつくるときというのは向こう側にゆく訳だが、それを眺めるのはこちら側のひとたちである。私もその中にいる。
 こうした考えは保守的だとも言われるが、実は紙一重で、ゆきつもどりつのバランスを取ろうとしている。
 ビルの隙間、三日月の姿がある。