bluesleeves 4.
■ こういった仕事の集約は、ベタに言葉や画像を並べてゆくことではなく、あるときにフワリと浮かぶ一節を捜してくることである。
ベタということで思い出す。
五反田にある大手電気メーカーのインダストリアル・デザイナーの方と一緒に仕事をして、メールのやりとりがあった。
北澤さん、それってベタじゃないですか。
■ とはいっても、用意されたものがこれだけで、しかもその中にあれもこれも入れてくれと彼の上司は言う。
そうなるとさあ、事例を羅列するしかないじゃん。
と、私は心の中で叫んだりもしたのだが、当時メールは記録として残されていたものだから、書くことはできなかった。
■ 先端をゆかれている立場の方であったが、一連の仕事の後、何回か私信のやりとりをした。
カメラ談義になって、コニカのヘキサーというレンジ・ファインダーを買ったんですよと嬉しそうでもあった。
交換レンズ高いよね。
そうなんですよね。