濾過の程度。
 
 
 
■ 物語というのは、世界と自分との関係を規定したものだ。
 と、誰だかが言っていた。
 
 
 
■ パーティの後ですこし歩いた。
 どこにも電話はしなかった。
 戻ってきて仕事をする。一本の線と色を決める。
 これが長く使う原型の一部になるからだが、普遍的なものを捜すのは難しい。
 それは自分の色でもあるからだ。