皐月尽。
 
 
 
■ 緑坂Weblogを始めて数日が経った。
 このデザインテンプレートは、某社に勤めるY氏の構造化によるものである。Y氏とは以前仕事で一緒に動いたことがあり、彼の技はXMLやCSSの面では多分今一番信用ができる。
 不思議なもので、あいつ生意気だな、とか変なオヤジだなと、互いにガンを飛ばしていた時期があった方が、時を経ても記憶に残るのだろうか。あるMLで、結構なバトルをくりひろげたこともあった。
 カスタマイズは大胆不敵に行なっているつもりなのだが、なんといってもああた、専用のソフトがある訳でもないので、四苦八苦である。
 かつてhtmlを手書きで書いていた頃とほぼ同じ按配になっている。完成までの道はトオイ。
 
 
 
■ 本来こうした裏話は「青い瓶の話」に書くべきものだが、そのうちそうなるだろう。
 右上にある緑坂のロゴは95年とか6年の夏の頃合いに作ったもの。当時メモリが高価で、メモリの増設は16MBなどをつぎはぎしながら行なっていた。
 おかげで、肝心な時にOSが落ちる。多分Windows3.1で作成し、95でFTPをしていた。これではどうにもならないということで秋口辺り、Pentium Pro のPCを入れ、WindowsNT 4.0で組んだ覚えがある。
 NTは安定していたが、設定はやや難物だった。
 読売新聞のyominet、その文芸フォーラムが始まる頃合いである。
 
 
 
■ yominetは、当時数億円したかという強力なイントラネットの一部で、デフォルトのブラウザはNN、ネットスケープの3.0を想定していた。まだWebオーサリング・ツールというものが市販されておらず、htmlは全て手書きで行なった。
 エディタで雛型を作成し、そこに流し込んでゆくのだが、膨大な手間がかかったように記憶している。
 ただ問題はその中身であって、今読み返してどれだけ通用するかというと、その何割かには薄い自負がある。