君の胸の先の音。
 
 
 
■ というコピーを、昔書いたことがある。
 確か、荒れた海の画像をモノクロにした。
 
 
 
■ 今時分、こころは内側に畳まれる。
 夢枕に、女の指が数本立っていることもある。
 私はといえば、安いウィスキーをストレトで嘗め、黒い庭を眺め降ろしている。
 この辺りはただ、武蔵野だったのだともいう。