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■ ブルゾンというのは基本的には作業着の要素が下地になっている。
 鉄工・金属・機械製造、建設・建築・塗装・内装工事、電気・設備工事、自動車・バイク整備、農業。
 並べていくとこんなものだろうか。ここに狩猟やゴルフが入ってないところが現実というものか。粋に着こなしている兄さん方もいて、制服の着方で年季が分かる。崩し方で、その意識も識れる。
 後はミリタリーというか、軍の放出品またはレプリカから派生したもの。
 真冬のサイドカーに放出品のトレンチ・コートというのは、ある種定番だとは思う。これだって塹壕の中から派生したものだ。
 今都心部でその恰好で走っていればかなり目立つだろうが、場合によっては職質されるかもしれない。
 

 
■ 時々、環七や環八沿いにあるそうした店を覗くことはある。
 各種道具や服飾品が面白いからだが、それが最終的に自分の仕事や生活に繋がっていないことも片方では分かっていて、せいぜいが手袋や急場をしのぐ薄手のものを手に入れて終わることが多い。時々撮影に同伴させている。
 同じことはミリタリーものにも言えて、例えば肘あての付いた厚手のウール・セーターなども持ってはいるのだが、これを普段着ているという訳にもいかず、年に一度袖を通すかどうかという按配である。
 丈夫で格好も良いのだけれども、街ではどこか過剰なのだ。