黒南風。
 
 
 
■ 先日、リアのブレーキ・パッドを替えた。
 前のものは低ダストのものだったが、ホイルが汚れない代わりに踏んだ時のタッチが僅かに劣る。
 変わりませんよ。というメカの人もいたけれど、変わるんだから仕方がない。代替として、一年に一回、青い色をしたブレーキ・オイルを交換していた。これでやや改善される。ホースはステン・メッシュである。
 と、退屈なお話に流れていく。こんどのパッドは純正である。
 

 
■ よく保ったものですねと、ディーラーのひとに言われる。
 あまり踏まないんだ。
 じゃ、どうやって。
 どうやって、ということもないのだけれど、流れを見越して走っていると、強く踏まなければならない時というのは滅多にないものである。
 ABSも付いてない時代の、ドラム・ブレーキのW1Sや、思い切り握ってもいっこうに停まってくれない CB750 や Z2 の時代にお馬鹿な青春期を送ってきたせいかとも思う。
 
 
 
■ 何時だったかスタジオに向かうとき、渋めの改造をした「隼」(中島にあらず)がいて、ライダーは40を過ぎていた。
 綺麗なリーン・ウィズで曲がっていく。