家へ帰らないか 3.
 
 
 
■ 何年か前、確か今時分。
 ジョック・ヤングの「排除型社会」について書いた覚えがある。
「北のうねり」
 と題して、その続編についても少しばかり触れた。「後期近代の眩暈」だったろうか。
 確か「大量に取り込み(包摂し)、大量に排除する」というフレーズがあったような記憶がある。
 全てのものを取り込んで、吐き出していく社会。
 その中に私たちは生きているという、突然、背中に冷えた手を置かれたような気分をなかなか忘れることができないのである。