十月の赤い月 4.
 
 
 
■ コピーを書くまたは写真を撮る場合、おそらくはポイントを掴んでいる。
 それには多分に毒ないしは愛が含まれていて、それが作家性になっていくものだけれども、片一方でどうすればある一定の層に理解されるだろうかという計算も必ずあるものだった。