七年目の浮気。
 
 
 
■ 世の中に提灯行列というのがあるならば、それに喜んで参加するタイプと、なるべくならそれを避けたいと逃げ隠れするタイプとに分かれるかと思っている。
 これは半分生理的なもので、喜んだフリをすれば世の受けもいいのだろうなと知りながらどうしてもそれが似合わない。歩いていて転ぶ。
 おいおまえもこいよ、と誘われて、どうも気がすすまねえ、と応えたことが何度かあったが、もしいっていたら今、サラに幸せになっていたのだろうか。
 どうでもいいお話ではあるけれど。