英語のコタツ。
 
 
 
■ 王冠マークの喋る人工秘書は、あくまで標準語である。
 上海ではどうなのか。もしフランスに輸出されたらどうなるか、考えていると分からなくもなってくるが、人工的な彼女(擬人化している)が時折英語を交えて注意してきても、オヤジというのは喜ぶものだった。
 できればモニターに読み仮名が出てくれればありがたい。
 
 
 
■ そんなことを思いながら比較的大きなホテルに乗りつけ、よってきたドア・ガールに「食事」と告げて誘導してもらう。
 軽のスペースはなく、余ってもったいないね。そうですね。
 お付き合いで言ってくれたのだろうが、いいセンスともいえるか。
 私はサンダルではなかった。