Osorezan 2.
 
 
 
■ 恐山関係の資料は、箱にひとつある。
 ちょっと収納に困って、スタッフにデジタル化してもらったりしたのだが、飽きたらしく携帯でTVを眺めていた。
 
 
 
■ せんだって靖国でラーメンを食べたが、懐かしく、また行こうかなという気になっている。平日であれば境内で弁当を広げている勤め人の方々がいて、いかにも平和な光景だった。晴れていたせいかもしれない。
 歴史的にあれこれあることはもちろん知っている。
 飾ってある零式戦闘機が52型で、微妙に波打っている翼を眺めていると、結構な蛮勇だったのだろうという実感もある。
 これで特攻となれば、錠剤の覚醒剤が支給されていたのも分からないでもない。 栄エンジンだったと思うが、潤滑油はどんなものだったのか。当時は鉱物油しかなかったはずだ。
 隣に正式名称は忘れたが陸軍の野砲が置いてあり、そういえば山本七平さんも砲兵だったなと数日経ってから書棚を捜した。
「私の中の日本軍」である。何度読み返したか忘れたが、この辺り一定の年齢以上には一般教養みたいなところもある。