脇役について 2.
 
 
 
■ 一定の年齢を過ぎると、主役よりも脇の方に眼がいく。
 あるいは、正々堂々の主役よりひねた主役とでも言おうか。
 PCに向かって延々と作業しなければならない時、音を消したDVDを流していることがあって、例えば12月に入ってからは「大菩薩峠 完結編」だったり「眠狂四郎 女地獄」を選んだりしていた。
 一場面をポーズというか止め、置いておくのである。
 雷蔵の役柄の進化というか、内股の虚無のようなものがどう進展していったか。そんなことを考えている訳ではないのだが、雷蔵関係は昔から好きで出ている本は大抵読んだ覚えがある。
 
 
 
■ 何時だったかマスコミ向け試写会というものに呼ばれ、渋谷界隈に出かけたことがあった。
 映画関係者がたくさんきていて、独特の匂いのようなものがある。
 人脈の世界なのね、という感じもしてどこも同じなのだが、「裏切りの犬」あたりからのフレンチ・ノアール特集のポスターが外の壁に貼ってあるのが面白かった。